伊藤園のお茶のよいところ、それはやっぱり、国産茶葉100%の安心と信頼でしょう。お茶作りにまじめに取り組んでいる本業が茶業の会社の提供しているお茶飲料なので、安心して飲むことができるのが一番だと思います。
最近の大ヒットとしては、「お~いお茶」のキャンペーンでもらえるリラックマです。おおきさ110cmの巨大ぬいぐるみ、リラックマがとっても大人気です。わたしもほしい~^^。伊藤園のお茶を飲んでリラックマを抱いてリラックス、いいですね~^^
缶入りのウーロン茶や緑茶をはじめて商品化して、全国津々浦々に缶入りお茶の文化を広めた功績が素晴らしい伊藤園ですが、現在では自動販売機とコンビニエンスストアを中心に、様々な飲料を提供してくれています。伊藤園の人気お茶飲料では、おーいお茶、ジャスミン茶(ジャスミン茶は伊藤園が元祖です)、ほうじ茶、天然ミネラルむぎ茶(麦茶)、そば茶、かわりどころでは和漢人参茶などがあげられます。 おーいお茶には(濃い味、ほうじ茶、玄米茶)と派生商品も増えています。 伊藤園は野菜ジュース系も充実しており、有名なところでは充実野菜、1日分の野菜などの名前をすぐに上げることができます。
伊藤園の最近の新しい取組みとしては、コーヒーチェーンのタリーズコーヒージャパンを傘下に収めてコンビニにテスト導入しているチルドコーヒー飲料があります。こちらはスターバックスとの競争になっていますが、缶入りコーヒーにはないマイルドな味わいが女性を中心に人気を集めています。
伊藤園は今でこそお茶メーカーとして国内No.1の大企業ですが、上野にあったお茶屋の伊藤園から「のれん(商号)」を譲り受け、「伊藤園」に変更して1966年に発足した意外に歴史の新しい会社です。
伊藤園の功績はなんといっても、自動販売機で缶入りのお茶やウーロン茶を販売するというお茶の新しい販売チャネルを開拓して見事大成功を収めたことにつきます。伊藤園登場以前のそれまでのお茶といえば、きゅうすで入れるものというのが常識でしたから・・・。 もっとも現在では、コンビニエンスストアが全国津々浦々に出店していますので、以前より伊藤園の果たしてくれている役割は小さくなってはいますが。
なお、伊藤園が缶入りウーロン茶を生み出したは1981年のこと、缶入りお茶を成功させたのは、1985年のことです。当事暑い夏に自動販売機で冷たいお茶が飲めてほっとしたことをありがたく懐かしく思い出します。^^
現在の伊藤園の主力商品は、充実野菜などの野菜ジュースや、最近タリーズコーヒーを買収してはじめたコーヒー事業など積極的な多角化戦略によって徐々にお茶単独セグメントから脱皮しはじめていますが、現在でも伊藤園といえばやはりお茶、静岡相良工場、浜岡工場、福島工場をはじめとする工場で、非常にまじめにお茶をつくってくれています。
伊藤園は多角化を進めても原点の本業を決しておろそかにしない。そんな昔かたぎなところも伊藤園がお茶の国際ブランドとして勇名はせている所以なのだと思います。
伊藤園の販売戦略には、ほんとうに目を見張るものがあります。まず基本として、伊藤園以前には存在していなかった自動販売機での缶入りお茶飲料の販売チャネルの開拓、次にはコンビニエンスストアの隆盛にすばやく乗って販売チャネルを強化しています。機を見るに敏なり、あっぱれ!と言いたくなりますね。
そして伊藤園といえば、テレビCMがとても印象的との評価にも定評があります。おーいお茶の以前のCMキャラクター鶴田真由さん、天然ミネラル麦茶の笑福亭鶴瓶師匠、ジャスミン茶 の菊川怜さんなどのCMシーンは未だにすぐ思い出せる人が多いのではないでしょうか。
それから伊藤園のキャンペーンもなかなかユニークです。最近の大ヒット・リラックマのほかにも、伊藤園のキャンペーンの定番は、新俳句大賞です。俳句や川柳を募集して優秀作品を表彰するのですが、入選しますと全国で販売される伊藤園の飲料の容器に印刷されるという垂涎ものの副賞がついてくるため、毎回大人気です。また現在はスグレ逸品キャンペーンというキャンペーンも展開しています。こちらも一工夫の二工夫のされています。伊藤園の販売戦略はいつもとても勉強になります。