インナーマッスルとは、普段私たちが意識しているようなからだの外側にあらわれている筋肉(アウターマッスル)とちがい、背骨や骨盤など身体の奥で働く筋肉をさします。
インナーマッスルは、力こぶは出ませんが、内臓や血行の健康に大きく影響したり、立ち居振る舞いを美しくしてくれたり、トップアスリートの優れたパフォーマンスの秘訣になったりする、隠れた力持ちです。
ところで、普通にからだを鍛えようとしますと、どうしても外側の筋肉アウターマッスルばかりが鍛えられてしまって、このインナーマッスルを上手に鍛えるのが難しいとされてきましたが、現在ではいろいろな方法が編み出されています。
カールルイスがなぜあれだけのパフォーマンスが出せたのかを調査した結果、大でん筋などインナーマッスルの強さがその秘訣だったことがスポーツ科学の力で判明したこともあって、日本でも積極的に訓練法が編み出されたのです。
インナーマッスルを鍛えるには、どんなトレーニングをすればいいのか? 当初はレッグカールなど特殊なエクササイズ機器が必要といわれていましたが、一部のインナーマッスルだけを鍛えるのはかえって逆効果(いざというとき自然なインナーマッスルの発動を逆にさまたげてしまうのだそうです)ということもあって、実は簡単な器具をつかって普段の自然の動作をちょっとだけ負荷をかけるのが効果的と判明しています。
たとえば、どこでも売っているようなゴムチューブやゴムバンドを手に入れて、柱やフェンスなどにくくり付けて、普段の動作(ボールだったら投球する動作)を普段の3分の1から4分の1程度の速度でゆっ~くり反復するだけで、十分な効果がでるとのことです。
チュープを使ったトレーニング(エクササイズ)は手足、肩、ヒジ、ひざなど関節そばのインナーマッスルの強化に効果的です。
では、体幹部分の背骨や骨盤の傍のトレーニングに使える便利な機器は?という質問には、ありました!!^^
体幹部のインナーマッスルを鍛えるには、バランスボールがお奨めです。
これは大きな空気の入ったただの大きなゴムボールですが、インナーマッスルのバランスがずれているとその上にちゃんと座れないのです。(これほんと^^)
この上に座ってバランスをとるエクササイズをするだけで、気が付くと体幹部のインナーマッスルは驚くほど鍛えられているのです。
ポイントは、息を止めないこと、そして絶対力まないこと、これさえ抑えておけば、インナーマッスルをチューブで鍛えるのは実はとっても簡単なのです。(経験者は語る^^えっへん^^)
どこにでもある、ゴムチュープや簡単なバランスボールでスポーツや美容、健康全般にすばらしい効果がでるのですから、これはやらなきゃ損々^^。